会について

代表者あいさつ

             代表幹事 藤井靖彦(東京工業大学名誉教授)

代表理事 藤井靖彦

皆様、こんにちは。科学技術立国日本を考える会Webサイトにようこそおいで下さいました。

時代は大きな変革期に来ております。
近代日本の変革期、明治維新と第二次世界大戦(アジア太平洋戦争)敗戦、に継ぐ第三の国難・危機に今直面しているとも言われます。
殆ど天然資源を持たない日本が明治以来の近代化を進めた原動力、まさに焼け野原から出発した敗戦後の経済復興の原動力、ともに教育と科学技術の振興がもたらしたものでした。
そして今直面している危機を克服する手段としても、やはり教育と科学技術の振興以外にはあり得ません。

今日本は不況に直面しておりますが、これは長年日本が享受してきた枠組みが崩れ、日本が開発したマーケットに合わせる生産技術が東アジアで共有され、日本の優位な体制が崩壊してきたことに起因するものが大きいと考えられます。
IT革命や地球環境、エネルギー問題に対応した、新たな技術体系の構築による国際社会や人間生活に適合した産業を作りだす以外に、今後の日本の針路はないように思います。  

奇しくも日本では政権交代があり、政府組織や行政手法に関し見直しが行われております。
科学技術の政策についても専門家集団による策定だけではなく、市民的感覚を入れた事業仕分けの対象となりました。
平成21年秋の科学技術関連の事業仕分けについては、マスコミや各界から強い異論が出たことは記憶に新しいところです。
その結果、科学技術にも一般市民の高い関心が示されました。
市民の関心や支持が重要であることは言を待ちませんが、高度に専門的な科学技術政策に市民感覚的事業仕分けが適切か否か、今後の課題とするところです。  

日本が今後も世界の指導的国家として生きてゆけるか、歴史の節目に当たっていると言えます。
このような歴史認識と、教育と科学技術が最も重要なわが国の課題であるとの認識のもとに、現実を直視し、タブーを排し、日本の生きてゆく道を考えることを当会の目的とします。
当会の趣旨にご賛同頂ける方々のご参加を歓迎致します。